新規事業を上手く立ち上げるための11個のポイント
こんな方にお勧めの記事です。
皆さん、こんにちは。サラリーマン銭太郎です。サラリーマンで出世していく中で、事業を作るというエキサイティングな体験に出くわすことが多々あります。特に中間管理職になるとそういう機会も増え、そしてそれが成功するとかなり出世できます。
私もいくつか新規事業を作らせていただきましたが、上手くいく事業とそうでない事業がありました。そもそもその企画自体が無理というものもありましたし、企画は良かったが私の力不足だったというものもあります。そういった失敗経験を活かして、チャレンジするようにしたところ上手くいったので、みなさんにもシェアしたいと思います。
ちなみに私は、新しいサービスを作ることに成功して、年収が倍以上に跳ね上がりました。
その経験が買われ、あらたな事業を立ち上げたりしています。
新規事業を上手く立ち上げる11個のポイント
①事業ビジョンを決める
以外とその事業のビジョンを決めずにスタートする会社が多いです。なぜなら、トップダウンで行なうことが多く、実行者はとりあえず言われたことを実行しているだけの場合が多いからです。
ビジョンがないと、立ち上げる当事者の気分も乗りませんし、周りのメンバーもついてきません。ですから、あらためてしっかりビジョンを決めて事業を立ち上げましょう。
事業ビジョンの考え方のポイントは、その事業は世の中にどんなインパクトを与えられるのかを決めることです。また、そのビジョンが会社の経営理念やビジョンに沿っているかも確認しましょう。
一番承認を得やすいのは、創業社長の想いを実現するための事業だ!ということです。
②自社の強みを活かす
ゼロベースで立ち上げてもなかなか上手くいかないのが新規事業です。自社の強みを活かすことができ、既存の事業とシナジーを生み出すことができる事業を作りましょう。
もし、そういう状況でないのであれば、何の強みがその事業に必要なのかを調査によって洗い出し、自社もその強みを作れるように事業計画を立てましょう。
お金で買えるものならよいですが、スキル的なものが必要な場合は、かなり厄介です。
③どのくらい市場があるのか、またはその市場は伸びているを調べる
市場規模がなければ、参入しても伸びしろがなくやる意味はないでしょう。また、その市場自体伸びていなければなかなか戦うことは難しいと思います。市場の規模と動向をしっかりと調査しましょう。
ベストは市場規模があり、伸びている市場ですが、競合企業も狙っている可能性が高く、レッドオーシャンの可能性があります。
市場が縮小しているが、市場規模が大きい市場はねらい目です。
④現場調査を徹底してやる
これは非常に重要な作業です。なんとなくいけそうとか、そういう思い付きでやってはいけません。対象となるターゲット属性の100社以上にヒアリングやアンケートを行ない、何に課題を持っているのかをしっかりと調査しましょう。
調査で重要になるのが、ヒアリングです。具体的なサービス内容と金額を伝えて、ほしいか、ほしくないのかを聞きましょう。
また、ほしい場合は何が決め手か、ほしくない場合は何が引っかかるのか、しっかりとヒアリングし商品開発をしていきましょう。
⑤競合調査を徹底してやる
その市場で他にどのような企業がいるか調査しましょう。その企業がどのような特徴があり顧客から評価されているのかをしっかりと調査しましょう。また、逆にどのような課題を抱えているかもしっかり調査しましょう。
競合が選ばれている理由を調べれば、サービスラインナップや特徴が必ず発見できます。
⑥ペルソナを決める
市場調査を行ない、ターゲットを決めましょう。ターゲットを決めたらそのターゲットでペルソナを作りましょう。
ペルソナは、サービスのユーザー像のことで、マーケティングにおいて活用される概念です。実際にその人物が実在しているかのように、年齢、性別、居住地、職業、役職、年収、趣味、特技、価値観、家族構成、生い立ち、休日の過ごし方、ライフスタイル……などリアリティのある詳細な情報を設定していきます。
具体的にターゲットをイメージし、そのターゲットに刺さるサービス・商品の特徴や他社との差別化ポイントを決めましょう!
⑦ターゲットに100回意見を聞く
構想段階からターゲットに対して、何度もサービス・商品説明をしましょう。そこでの顧客の反応を見て、改善を行ないます。
ただし、同じ企業に意見を聞いてはだめです。なぜならば、だんだん開発側の目線になってしまい、芯の顧客ニーズとはかけ離れてしまうからです。
⑧小さく始めて様子を見る
スピード感を求められる新規事業では、小さくをスタートして市場の動向をみるほうがよいでしょう。その反応を見てこれはいけるとなったら、大きく勝負をかけましょう。
中身をしっかり決めている間に、競合企業に先を越されてはいみがないですからね。
⑨共感型マーケティングを行なう
すでにあらゆるサービスが出ている中で真新しいものを出すのは難しいです。ですから、特長だけでなく、そのストーリーを売りましょう。そのストーリーを売るために重要になってくるのがビジョンです。
我々はこういう思いがあって、このサービスを開発した。このサービスで世の中をより良くしていきたい。
そういうメッセージが打てると共感を生み、紹介が増え、世の中に広まっていきます。
⑩立ち上げ責任者は作業をしないようにする
立ち上げ責任者が細かい作業をしていてはいけません。そういうことはメンバーに任せて、責任者はプロジェクトの舵をしっかりとっていきましょう。
全体のかじ取りをしないと全員で遭難してしまいますよ。
⑪メンバーの心を掴み巻き込む
新規事業は初めは楽しいですが、生みの苦しみで、メンバーはかなり疲弊します。それに打ち勝つために、ビジョンやメンバーにとってのメリットを毎回伝えて鼓舞しましょう。
いくら良いサービスでも事業が立ち上がらなければ、意味がありません。責任者のリーダーシップが問われるところです。
まとめ
いかがでしょうか?今まさに新規事業に取り組んでいる人は今一度、上記のことができているかチェックしてください。
本気で勉強したい方は、外部環境、内部環境、STPからの4Pといったマーケティング基礎知識は勉強してください。今は本屋に行けば簡単に勉強できますからね。